「売る」とは顧客と「つながる」こと
そもそもマーケティングは、なぜ会社に必要なのでしょうか?それは「売る」ためではなく、顧客と「つながる」ためです。マーケティング志向とは、顧客の視点からすべて始まることです。
事業の成功で大切なことは、「顧客のニーズがもっとも重要」とする考え方です。こう考える会社は、顧客と信頼関係を築くことを最大の目標とします。そうすれば、利益は後からついてくるからです。
①販売志向の売り方
自社の技術や商品から出発し、「できるだけ売ること」をゴールとする売り方。
②マーケティング志向の売り方
顧客を知ることから出発し、「満足してもらうこと」をゴールとする売り方。
顧客の都合から考える事業が生き残ります。
①販売志向の売り方 | ②マーケティング志向の売り方 | |
発想の起点 | 何がつくれるのか? (生産) |
何が求められているのか? (マーケティング) |
注力するところ | どんな商品にするのか? (商品・サービス) |
誰に売るのか? (顧客=ニーズの持ち主) |
誰に売り込むのか? (顧客=売り込みのターゲット) |
どんな商品であるべきか? (商品・サービス) |
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何をつくるべきか? (生産) |
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どのように売るのか? (販売) |
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目標 | 売上アップで利益を得る | 顧客が満足することで利益を得る |
技術や商品の変化で事業が変化する (自社の関心・都合で事業が変わる) |
ニーズ・欲求の変化によって事業が変化する (顧客の関心・都合で事業が変わる) |
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結果 | 顧客との「つながり」はできない | 顧客との「つながり」ができる ・新しい商品・サービスに関心を持ち続ける ・新しい商品・サービスに要求し続ける ・事業買う同に社会的責任をk対する ・会社からのメッセージに耳を傾ける ・顧客の周囲の人が興味を持つ |
顧客のニーズをまず第一に考える。そうして顧客と信頼関係を築くことが、事業の成功につながります。