●清貧ではなく、清富を目指す
日本人は「お金のメンタルブロック(心理的な障害)」があると言われています。
意識的には誰でももっと売りたいと思っています。しかし、潜在的には、誰もがもっと売りたいとは思っていません。
これはとても重要な真実で、表面に現れる意識とは逆に、ほとんどの人は「売る=悪いこと」というプログラムを持っていると言えます。
「売り手」という立場になる以上、あなたはこのプログラムを解除しなければなりません。
本日は、芳村思風氏の感性論哲学における「清富」という考え方をご紹介します。
1. 神仏のような境地に達したいという生き方には、清貧に甘んじることをよしとする気持ちがある。
2.自分を無にして何かのために尽くすことに喜びを感じる、という生き方は、どうしても清貧になりがちだ。
3. 国家のために命を捧げた、という自己犠牲的な気持ちには、人間としての一抹の物足りなさが付きまとう。これは決して人間として満足のいく境地ではない。
4. 清貧に甘んじることは人間の理想ではない。清らかに富むことが理想だ。
(×)清貧 (○)清富
5. どんなに人間が鍛えられていても、お金がなければ甘んじるという気持ちにならざるを得ない。
だから、やはり貧しくないだけのお金がなくてはならない。
6. 感性論哲学は、下記を合体させたもの
① 人間を鍛えること
② 金儲け
7. 感性論哲学の思想
① 精神世界と物質世界は、感性によって結合されている。
② 人間の精神、肉体は感性によって統合されている。
※人格形成と金儲けを対立させずに統合しているところが特色。
人格を磨くことと、金儲けは別々のものではない。
8. 人に感謝してもらえるような仕事のできる人間に自分を鍛えていけば、ひとりでに、金が入ってくるようになる。金儲けの活動が人間を鍛える道場になる。
9. 清貧→濁貧→濁富→清富