封筒を送付する際、大切な中身が飛び出してしまっては大変な上、がさつな包装をしてしまうと封筒の見た目も悪くなり、相手方からの印象が大変悪くなってしまいます。
そこで重要となるのが封入口のフタへの糊付けなのですが、この糊付けにもいくつかの種類があることをご存じでしょうか。

今回は、糊付けの種類とその特徴、用途、また、糊付け選びの際に注意しておきたい点について詳しくご紹介します。

□アラビア糊による糊付け

アラビア糊とは、いわゆる「水のり」のことです。
フタ部分にアラビア糊を塗って乾燥させるという手法で糊付けを行います。
切手と同じように、表面を湿らせたときのみに粘着力が発生するという仕組みです。

主に洋形の封筒に用いられるこの手法は、剥離紙などの余計なゴミを出さない上に、湿らせなければ封筒同士でくっつくこともないため、長期間の保存に適しています。
また、糊付けを施す方法にも、用途や封筒の形状に応じて「かます貼り」と「ダイアモンド貼り」の2種類あります。

□アドヘア糊による糊付け

タックやピタット、スチックとも呼ばれるこの手法は、フタと胴側の双方にゴム状の接着剤を塗って乾燥させたものを指します。
糊加工面が空気にさらされると粘着力が落ちる性質がありますので、大量かつ短期間に使う場合にご利用されるのが最適です。

品質保持の目安は3ヶ月から6ヶ月ほどです。

□ホットメルト

クイック、ハイシール、グッドとも呼ばれるこの手法は、封入口に糊加工を施した後に、その上から剥離紙をかぶせたものを指します。
開封時にはがしやすいのが特徴のひとつです。
加工箇所はフタ側、胴側のいずれかを選択できます。

長期保存にも適しているので、保管するのに大変便利です。

□テープ

スラット、エルコン、テープスチックとも言われるこの手法は、封入口に両面テープを貼り付けた極めてシンプルなデザインです。
長期保存に適しており、強い粘着力を保つことができます。

加工箇所は、フタ側、胴側のどちらかを選択することができます。

以上、用途や特徴の異なる封筒の糊付け方法をご紹介しました。
中でも気をつけたいのは封筒の保存期間です。

封筒は長期間保管するケースも十分考えられますので、短期間で大量に使うといったケース以外の場合は、粘着力が経年劣化しない方法で作成された封筒の使用をおすすめします。

 

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