圧着はがきは、はがきサイズの紙に専用の機械で両面にシール加工を施し、封筒を使わずに差出人が宛先やメッセージを記入して、直接ポストに投函できるはがきです。
圧着はがきの用途としては、ビジネスシーンでの利用や、結婚式の招待状、出産の報告など、さまざまなシーンがあります。
そこで今回は、圧着はがきの加工方法や形状の種類について紹介します。
□ 圧着はがきの加工方法の種類について
圧着はがきはさまざまな加工方法が存在し、1種類ではありません。
加工方法はいくつかあるので、それぞれの特徴や用途について紹介します。
1:先糊(さきのり)圧着
先糊圧着とは、あらかじめ糊が塗布されている圧着専用の紙に文字や画像を印刷してから圧着する加工方法です。
印刷するよりも前に糊が塗布されているので先糊と呼ばれています。
先糊圧着の特徴としては、圧着力が強いことや圧着面の光沢の少なさが挙げられます。
そのため、親展通知には向いていますが、写真を多用するような圧着はがきにはあまり向いていません。
2:後糊圧着
後糊圧着とは、普通紙に文字や画像などを印刷してから糊を塗布して圧着する加工方法です。
先糊とは反対に、印刷よりも後に糊を塗布するので後糊と呼ばれます。
特徴は、先糊よりも光沢があることや、印刷の自由度が高いことが挙げられます。
そのため、フルカラーの圧着はがきによく利用されます。
3:UVニス圧着
UVニス圧着とは、文字や画像を印刷した普通紙にUVニスを塗布して圧着する加工方法です。
UVニスは熱を与えなければ圧着しても効果がないため、UVニス圧着は、熱を加えながら圧着することで加工します。
非常に光沢があり、フルカラー写真やイラストなどを使う見た目が派手なはがきに非常に向いています。
しかし、接着力は少し低めなため、個人情報を記載するようなはがきには向いていないので注意しましょう。
□ 圧着はがきの形状の種類について
圧着はがきには、よく見る2つ折りのはがきだけではありません。
形状においても複数の種類が存在します。
1:2つ折り
最もスタンダードで人気のある形状なため、さまざまな場面で利用されます。
2:Z折り
Z折りは用紙をZ型になるように用紙を1回ずつ山折り谷折りして、3つ折り形状のものを指します。
3:巻き3つ折り
3つ折りですが、2回とも谷折りすることで、内側に折りたたみます。
この形状の場合、圧着されない1面を作れるため、往復はがきに利用されることが多いです。
□まとめ
圧着はがきは、加工方法や形状においてさまざまな種類があります。
加工方法や形状によって特徴や用途が変わるので、それぞれの特徴や向き不向きを知り、適切な場面で適切な圧着はがきを利用するようにしましょう。