いきなり封筒印刷のデザインを企画することになり、お困りの方はいらっしゃいませんか?
自社オリジナルの封筒を作るからには、「他社との差別化」が重要です。
では、なぜそのような差別化を狙っているのか?と考えたら、それはやはり、その封筒を手に取って開けてもらう可能性を高めるという目的でしょう。
封筒を開けてほしいというアピールは、封筒によってのみなせるものです。
そこで今回は、より開封してくれる可能性の高い封筒を作るための考え方をご紹介します。
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●受け取る相手の背景
まずは封筒を開けてもらいたい相手を具体的に想像します。
たとえば、学習塾の広告であれば、開けてもらいたい相手は学生、あるいは実際に契約者となる親世代になるでしょう。
エージングケア用の高品質な化粧品のご案内ならば、40代から50代の金銭的に余裕のある女性がメインの顧客層になります。
以上のように、取り扱う事業によって狙いたい顧客の年代・性別・収入がある程度決まります。さらに深く人物像を設定していくこともできるでしょう。
このような、「サービスや商品の典型的なユーザー像」のことを、「ペルソナ」と呼びます。
ペルソナが設定できれば、開けてもらえそうな封筒デザインの方向性もおのずと決まってくるはずです。
●伝えたい自社イメージ
先ほどは受け取る相手を深く考察しましたが、今度は送り手、すなわち自社の伝えたいことを考えましょう。
封筒で会社のイメージがある程度決まります。
たとえば、純白の封筒に黒で上品な模様やロゴが入っていたら、高級感があります。おそらく送り主はハイブランドだと感じさせるでしょう。
一方、パステルグリーンの封筒であればどうでしょうか。先ほどの封筒と比べれば、親しみやすい企業イメージがつきそうですね。
このように、封筒のもつ雰囲気はそのまま企業イメージに結びつきます。
ただペルソナが好みそうなデザインにするだけではなく、自社のイメージと食い違いが生じないようなデザインにすることが大切です。
●まとめ
以上、開封率の高まる封筒デザインの考え方をご紹介いたしました。
受け手に興味をもって開封してもらうことができ、かつ送り手の伝えたいイメージが伝わるような封筒こそ、もっとも効果的なデザインであると言えます。
そしてそのような封筒をデザインするためには、受け手が何を望み、送り手が何を伝えるべきなのかを正しく把握することが何よりも重要です。
この2点をしっかり意識して、満足のいくデザインを企画しましょう!