成熟期に入った商品を新たに成長させる方法
爆発的に売れていた商品でも、いつかは売れなくなっていきます。競合があらわれ、値崩れが起き、やがて売上が落ちていきます。将来的に衰退するとされる成熟期に入った時に、新たな成長を描くための基本的な着眼点には下記の3つがあります。
①専門化
小売店舗においては、単なる商品販売では限界に達して、専門化に加え、体験型の店舗が成長している。
例えば、「総合リフォーム事業」から「増改築サービス」のような高額リフォームに特化
②より早く
現在の大きな消費者ニーズは、「より早く」に集約される。そこで、従来型のサービスでも、より短い時間で商品・サービスを提供できるようにすると、次の成長曲線を歩める。
例えば、「従来型DPE店」から「1時間で仕上げるDPE店」
③パッケージ商品
見積もりや価格設定が複雑、あるいは多岐にわたりがちな業界では、パッケージ価格を打ち出すことにより、新たな成長を期待できることがある。
例えば、「フレーム4000円、レンズ6000円」から「メガネ一式どれでも10000円」
成熟期は「プル型営業」で
成熟期はプル型営業の手法を取り入れれば、効果をあげることができます。プル型営業を成功させるためには、以下のような「集客ツール」が必要となります。
①Webサイト、②DM、③FAX-DM、④広告媒体(新聞・雑誌・その他メディア)、⑤セミナーの企画、⑥ショールームの設置、⑦展示会の企画・出展 など
商品や事業にもライフサイクルがあります。現在の自社の事業の寿命を予測することが重要で、専門化することでも成長ができます。