履歴書や応募書類の封筒を正確に、かつ美しく封したい気持ち、よく分かります。
封筒の封をするのは、一見簡単そうに見えますが、実は奥深いものです。
特に、ビジネスマナーに則って封をするには、いくつかの注意点があります。

この記事では、封筒の糊付け方法から封字の書き方まで、ビジネスマナーに沿った正しい封筒の封をする方法を紹介します。

□ 封筒の糊付けの仕方とマナー

封筒の糊付けは、見た目以上に重要です。
綺麗に、そしてしっかりと封をすることで、あなたの丁寧な姿勢が伝わります。

1:スティックのりを使用する

スティックのりを使用するのがおすすめです。
粘着力が強く、綺麗に封を閉じることができます。
塗り広げる際は、剥がれないように、封筒の蓋部分全体に満遍なく塗布しましょう。
ただし、「貼って剥がせるタイプ」など、粘着力の弱いものは避け、しっかりと貼り付けることができるものを選びましょう。

2:両面テープも有効

両面テープも、綺麗に封をするための有効な手段です。
しっかりと貼りつき、綺麗に仕上がります。
封筒に最初から両面テープが付いている場合は、そのまま使用しても問題ありません。

両面テープを使用する際は、封筒の外側に貼るのではなく、内側に貼ることが重要です。
外側に貼ると、剥がれてしまう可能性があります。
見栄えよく仕上げるためにも、内側をしっかりととめるようにしましょう。

3:液体のりは注意が必要

液体のりも、封筒を糊付けする方法として考えられます。
手軽に購入できる点も魅力です。
ただし、ベトベトして使いづらく、量を間違えると、しわになったり、はみ出したりする可能性があります。
慣れない方や細かい作業が苦手な方は、避けた方が良いでしょう。

4:セロハンテープは使用しない

セロハンテープは、剥がれやすく、途中で開封されてしまう可能性があります。
採用担当者によっては、マナー違反と捉える場合もあるでしょう。
剥がれてしまうリスクや、マイナスな印象を与えてしまうリスクを避けるために、セロハンテープは使用しないようにしましょう。

□ 封字の書き方とは?

封筒に封をした後には、「封字」と呼ばれる印を封筒の裏面に付ける必要があります。
封字は、「封をした」という証となり、再び封がされるのを防ぎます。

1:封字の意味と種類

封字には、「緘(かん)」「〆(しめ)」などがあります。
「〆」は、就活生が最もよく使う封字です。
これらの字は、「封をした」という意味を表し、ビジネスマナーとして重要です。

2:封字を書く際の注意点

封字を書く際は、黒いペンを使用しましょう。
赤色など、他のカラーはNGです。
封筒の宛名などに使用した同じ黒いペンであれば問題ありません。

3:封字の書き方

「〆」は、簡単な字ですが、丁寧に書くことが重要です。
事前に書き順などを確認しておきましょう。

4:履歴書在中の書き方

封筒の表面で黒色以外の色が許されているのは、「履歴書在中」と記入する場合のみです。
封筒によっては、すでに印刷されている場合もありますが、ない場合は、朱書きで「履歴書在中」と左下に記入しましょう。

□ まとめ

封筒の糊付けと封字は、ビジネスマナーにおいて重要な要素です。
この記事で紹介した方法を参考に、丁寧で美しい封筒を作成し、相手に好印象を与えましょう。

封筒の封は、履歴書や応募書類に対するあなたの姿勢を表すものです。
完璧な封筒で、あなたの想いをしっかりと伝えましょう。

 

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