自宅の郵便ポストをのぞいたとき、通常の形状と違ったオリジナリティーにあふれる封筒を見かけたら、何が入っているのだろうと考えながら早く開けてみたいと思うのではないでしょうか?
受け手は封筒のサイズやデザイン一つで内容物に大きな期待を抱きます。
この記事では定形封筒を取り上げ、定形外封筒との違いや定型封筒の種類、また定形封筒の魅力について解説します。
各シーン別に応じた定形封筒の使い分けや、オーダーメイドによる封筒のカスタマイズも紹介するので、封筒を使用する際の参考にしてください。
Contents
定形封筒と定形外封筒の違い
郵便ポストには、さまざまな封筒に入った郵便物が配達されています。
ポストにきちんと収まっているものもあれば、収まりきれずにはみ出た状態で入っているものもあるのではないでしょうか?
普段はほとんど気にしていませんが、封筒はサイズや形状によって定形封筒と定形外封筒に分けられています。
ここでは、それぞれの特徴や用途について解説します。
定型封筒
定形封筒とは、切手を貼って郵送できる封筒で、日本郵便が定めている定形郵便物の条件を満たしていなければなりません。
一般的な郵便物として利用され、さまざまなビジネスや個人のコミュニケーションに適している特徴があります。
専用のサイズや形状により、手紙や書類はもちろんですが、カードなどの素材も便利に送付できます。
用途は、ビジネス文書の送付や広告や宣伝の発信、そして個人的なメッセージの伝達など多種多様です。
定形封筒は取り扱いが簡単で、手軽に郵送や受け取りができるため、日常的なコミュニケーションツールとして幅広く活用されています。
定形外封筒
定形外封筒は、定形封筒の規格外のサイズや形状を持つ封筒です。
カスタマイズ性が高く、さまざまな大きさやデザインの内容物に合わせられる特徴があります。
大きな書類・カタログ・プレゼント・商品サンプルなど、サイズの異なるアイテムを送る際に利用されます。
柔軟な利用ができるために、個人から企業まで幅広いニーズに応えられるのがメリットです。
定形外封筒を受け取った方の多くは、規格外のサイズや形状の送付物に特別感を得られます。
受け手の注意を引きやすいために、効果的なコミュニケーション手段の一つとして幅広く活用されています。
【一覧】定形封筒の種類
定型封筒にはさまざまな種類があります。
一般的な用紙のサイズには、A判とB判があり、各サイズは日本産業規格によって定められています。
よく利用されるA4とB5のサイズは以下のとおりです。
- A4サイズ(210 × 297mm)
- B5サイズ(182 × 257mm)
A4は、現在日本で最もポピュラーに使われている紙・コピー用紙のサイズです。
会社の書類や学校のノート・ルーズリーフなどでもよく使われており、多くの本棚やかばん、そしてランドセルなどもA4を意識して製造されています。
A4の半分がA5、そしてA5サイズの半分がA6サイズです。
B5サイズは、A4サイズよりも少しだけ小さい規格です。
以下は、定形封筒の種類ごとに封入できるサイズ・特徴・用途を一覧でまとめたものです。
<主な定型封筒の種類(単位:mm)>
種類 |
サイズ |
特徴・用途 |
長形3号 |
120×235 |
A4 横三つ折り B5 横三つ折り 定形郵便物で送れる最大のサイズ ビジネスで使用されている定番サイズの一つ |
長形4号 |
90×205 |
B5 横四つ折り 納品書・請求書・領収書などの郵送に利用 |
長形6号 |
110×220 |
A4 横三つ折り |
長形40号 |
90×225 |
A4 横四つ折り B5 横四つ折り |
角形8号 |
119×197 |
紙幣 B5 横三つ折り 日本の紙幣を折らずにそのまま入る 給料・賞与袋・ハガキなどの郵送に利用 |
洋形1号 |
176×120 |
B5 十字折り A5 横二つ折り 挨拶状・案内状・はがき・カードなどの郵送に利用 |
洋形2号 |
162×114 |
A6 折らずにそのまま A5 横二つ折り A4 十字折り 挨拶状・案内状・はがき・カードなどの郵送に利用 洋1号よりひとまわり小さなサイズ |
洋形4号 |
235×105 |
A4 横三つ折り A4の書類・案内状・招待状などの郵送に利用 国際郵便(エアメール)用の封筒 |
洋形6号 |
190×98 |
B5 横三つ折り B5の書類・チラシ・商品券・ギフトカードなどの郵送に利用 |
定型郵便と定形外郵便のサイズと重量による郵送料金
決められた条件のもとで定形封筒を利用して郵送するならば、定形郵便として経済的な料金で郵便物を発送できます。
しかし、ビジネスやプライベートにおいては、どうしても定形郵便の範囲内で発送できないものもあるでしょう。
そのようなときに適用されるのが、定形外郵便です。
ここでは、定形郵便と定形外郵便のサイズ・重さ・料金の規定についてみていきます。
定型郵便
定形郵便は形状や重さ、そしてサイズなどが一定の条件に合致しているものが対象で、日本郵便がサービスを提供しています。
形状や重さなどの規定のほかに、郵便物が長方形でなければならないという規定があります。
サイズの範囲内であっても、長方形でない郵便物は定形郵便にはなりません。
定形郵便のサイズは以下のとおりです。
- 短辺:9cm~12cm
- 長辺:14cm~23.5cm
- 厚さ:1cm以内
- 重さ:50g以内
定形郵便の料金は以下のとおりです。
- 25g以内:84円
- 50g以内:94円
これらの条件に当てはまらない封筒は、定型郵便として扱われません。
定形封筒を利用する際は、封筒のサイズと寸法を前もって採寸するのが大切です。
参考:第一種郵便物 手紙 | 日本郵便株式会社 (japanpost.jp)
定形外郵便
定形外郵便は、定形郵便よりも大きなサイズの郵便物を送れるサービスです。
サイズや形状の制約がないためにさまざまなシーンで活用され、効果的なコミュニケーションや商品の送付に役立っています。
自由なサイズと形状で郵送できるために、大きな商品や資料を送る際に柔軟に対応でき、用途に合わせた封筒を使用できます。
<定形外郵便物 サイズ・重さの対応>
規格内 |
規格外 |
|
重さ |
1kg以内 |
4kg以内 |
最大 |
縦34cm×横25cm×厚さ3cm |
縦・横・厚さの3辺合計が90cm以内 (もっとも長い辺が60cm以内) |
最小 |
1. 円筒形かこれに似たもの 長さ14cm×厚さ3cm 2. 1.以外のもの 縦14cm×横9cm |
<定形外郵便物 料金制度について>
重量 |
規格内料金 |
規格外料金 |
50g以内 |
120円 |
200円 |
100g以内 |
140円 |
220円 |
150g以内 |
210円 |
300円 |
250g以内 |
250円 |
350円 |
500g以内 |
390円 |
510円 |
1kg以内 |
580円 |
710円 |
2kg以内 |
取り扱いなし |
1,040円 |
4kg以内 |
取り扱いなし |
1,350円 |
【シーン別】定形封筒の使い分け
多くの種類が用意されている定型封筒ですが、利用するシーンによって使い方もさまざまに異なります。
目的や用途に応じて、最適な封筒を選ぶのが重要です。
ここではビジネスとプライベート、そして広告・宣伝のシーン別に定形封筒の使い分けと、受け手におよぼす影響について紹介していきます。
ビジネス
ビジネスのやり取りにおいては、正確さと信頼性が求められるため、定形封筒はその要求に応える重要なツールです。
封筒に記載される会社のロゴや名前は、権威性を高める重要な要素です。
このような背景から、ビジネスシーンではさまざまな目的、そして用途で定形封筒が利用されます。
定形封筒を使えば、送られた文書の重要性が際立ち、受け手は内容を注意深く確認して適切な対応を取れるでしょう。
重要な業務文書や機密情報を封筒に入れれば、中身のセキュリティが確保され、大切な情報が安全に送付されるためにプライバシーと信頼性が保たれます。
封筒の外観やデザインはブランドイメージを感じとってもらう手段として、ビジネスにとっても欠かせないものです。
プライベート
プライベートなシーンでは、定形封筒がポピュラーなコミュニケーションのツールとしてよく利用されます。
手書きの手紙やカードを入れて、友人や家族に送れば、ストレートに感謝の気持ちや思いやりを表現できるでしょう。
特別なイベントや記念日にお祝いのメッセージを送る際にも、封筒はそのメッセージを引き立てる存在です。
また、写真や思い出の品を入れて送れば、遠く離れた人であっても距離の近さや強い絆を感じてもらえるでしょう。
贈り物をする際、定形封筒は包装の手間を省くだけでなく、受け手に楽しい驚きももたらしてくれるためにとても便利です。
メールなどの通信手段を利用する人が多くなりましたが、手書きのコミュニケーションは贈る側の思いや気配りが受け手に伝わり、感動を生みます。
広告・宣伝
広告・宣伝のシーンで定形封筒が使われるのは、顧客とのコミュニケーションを実現させるためです。
封筒のデザインを特別に工夫して顧客に送付すれば、開封する瞬間に期待感が生み出され、中身への興味を強く持ってもらえるでしょう。
効果的なマーケティングにも有効活用でき、販売促進目的でお得な情報やイベントのお知らせを送ると、人々はその価値を感じて購入意欲の向上に期待が持てます。
定形封筒を利用した広告・宣伝を展開すれば、商品やブランドの知名度が上がったり、ファンが増えたりするのを見込めます。
興味を引き、直接的なコミュニケーションを実現するのが定形封筒の大きな役割といえるでしょう。
定形封筒の魅力
伝えたいメッセージがあれば、パソコンやスマートフォンで場所や時間を選ばずにメールで発信できる時代です。
しかし、定形封筒は今もなお従来のとおり取り扱いがしやすく、最近ではオンラインでの購入やオーダーメイドでのカスタマイズも可能になっています。
ここでは、定形封筒の魅力について紹介します。
取り扱いがしやすい
定形封筒の魅力の一つは、配達網は全国に張り巡らされてあり、取り扱いが容易なことです。
標準的なサイズと形状であるために、封筒を受け取ったり送ったりする際に手間やストレスがかかりません。
また、郵便局やコンビニエンスストアなどで簡単に必要な切手を購入できるため、郵送手続きもスムーズに行えます。
デザインも一般的なものが多く、受け手が開封する際にも特別な手間がかかりません。
この取り扱いの便利さにより、定形封筒は日常のコミュニケーションや郵送において、手軽で使い勝手の良い選択肢となっています。
オンラインで簡単に注文や購入ができる
オンライン上で手軽に注文や購入ができるのも、定形封筒の魅力の一つです。
多くの製袋業者や印刷業者などが、ウェブサイトを通じて封筒の選択やカスタマイズサービスを提供しており、使いやすいプラットフォームから簡単に発注手続きができます。
デザインやサイズの選択から注文までを自宅やオフィスから気軽に行えるため、販売店へ向かう時間と労力がかかりません。
店頭では販売されていないオンラインならではの定形封筒も多く提供されており、送り手の幅広いニーズに応えてくれます。
オーダーメイドでデザインのカスタマイズができる
定形封筒は、オーダーメイドでデザインのカスタマイズができるのも大きな魅力です。
封筒の外見やデザインを自分・自社のブランドやイメージに合わせてカスタマイズできるため、他にはない個性的な印象を与えられます。
ロゴやカラー、テキストなどのさまざまなデザインオプションを追加すれば、メッセージを鮮やかに伝えられます。
「自分の会社をアピールしたい」「集客効果を上げたい」など、定形封筒は単なる送付の手段だけでなく、相手とのつながりをより深められるのも魅力です。
つながりのツールとして封筒のデザインをカスタマイズするのもいいでしょう。
まとめ
郵便ポストをのぞいてみたとき、オリジナリティーにあふれた封筒を見かけると、誰もがどこからどんな郵便物が届いたのかと興味津々になります。
封筒のサイズやデザインを少し意識するだけで、送り手はメッセージを効果的に伝えられ、受け手もメッセージを印象深く感じるでしょう。
街の店舗でもバラエティーに富んださまざまな封筒を手に入れられますが、オンラインで簡単に、しかも自分好みにカスタマイズした封筒を手にしてみてはいかがでしょうか。
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世界で一つだけのオリジナル封筒で、受け手にあなたの思いをしっかりと伝えるお手伝いをいたします。