DMの開封率を上げるためには、「視覚」からのアピールが必要です。
つまり、封筒印刷のデザインに注意したほうが良いと言えます。特に、色がターゲットに与える影響は大きいです。
また、文字の色と背景色の「配色(色の組み合わせ)」が非常に重要になってきます。そこで、今回は、色の配色についてお話ししたいと思います。
■3種類の配色について
冒頭で触れた通り、配色は、色と色の組み合わせのことを言います。
それぞれの色は異なるイメージや特徴がありますが、その個性を組み合わせることにより、単色では表現できなかった効果を発揮させます。
ただ、色を組み合わせると、逆に、悪い印象を与えてしまう可能性があるので、注意が必要になります。
そんな配色には大きく分けて3種類あるのをご存知でしょうか。
・色相配色
色相環を使って、隣同士の色で合わせたり、近い色で合わせたり、逆に、反対の色で合わせたりする配色のことを色相配色と言います。
・明度配色
明度を利用した配色のことを明度配色と言います。明度差が大きいと、メリハリがつきますが、明度差が小さいと落ち着いた印象を与えます。
ちなみに、明度が高い色同士の組み合わせは、明るく柔らかい印象、明度が低い色同士の組み合わせは、どっしりと静かなイメージ印章を与えられるでしょう。
・彩度配色
彩度配色は、彩度を利用した配色のことを指します。
彩度の低い色の中に、彩度の高い色を小面積で使うことで、高彩度の色を目立たせます。
彩度差をうまく活用すると良いかもしれません。
■配色の注意点
色をうまく組み合わせることにより、人を引きつけ、集客に大きく影響を与えられるでしょう。
しかし、配色によっては、目立ちにくくなり、集客率が下がってしまうこともあります。
・見えづらい、目立ちにくい配色とは
まとまりやすいので、ついつい同系色を使ってしまいますが、似た色が並ぶとぼやけてしまいます。
また、明るさの似た色を並べると、輪郭がハッキリしなくなります。
そして、色が多すぎると、主役がどれなのかが分からなくなりますよね。
ですから、配色の際には、「似た色」「明るさの近い色」を避け、白色・灰色・黒色の「無彩色」を使ったほうが良い印象を与えられると言われています。
いかがでしたか。
配色は、色相配色、明度配色、彩度配色の3種類があり、単色よりも良い印象を与えられるかもしれません。
しかし、「似た色」「明るさの近い色」を選んだり、色を選びすぎてしまったりすると、かえって悪い印象を与えることになるのです。安易に色を組み合わせるのは止めましょう。