一般社団法人日本ダイレクトメールの「DMメディア実態調査2016」によれば、自分宛の開封・閲読率は、81.5%になっています。さらに、その自分宛DMに対する行動喚起率は、19.5%となっていて、DMは一定の効果を持っているのです。
そんなDMは、開封して読んでもらうために、封筒のデザインが非常に重要になってきます。特に、集客率を上げるためには、封筒の色に注意しなければなりません。
そこで、今回は、色と集客の関係についてお話ししたいと思います。
■どのような印象を与えると効果的なのかを知る!
まずは、ターゲットを選定しましょう。誰にDMを打つのかが決まると、自ずとどのような人物像が多いのかが分かってきます。
そして、人物像を把握できたら、どのような印象を与えると効果的なのかが判断できるようになるのです。
■それぞれの色の効果
ターゲットにどのような印象を与えたいのかが決まったら、それぞれの色の効果について知識を深めましょう。
・黄色
黄色は、「明るい」「希望」などを連想させる色で、前向きで輝いている印象を与えることができます。値札を黄色にすると値下げを連想させますよね。
ですから、黄色には「安い」というイメージがあります。セールや気軽な印象を与えたいとき、効果的な色だと言えます。
・緑色
緑色から連想されるイメージには「安らぎ」「穏やかさ」等があります。
建築関係の養生シートや看板に緑色がよく使用されますが、あれは「安心」というイメージを与えたいからでしょう。
・白色
白色は、暗い色と対比させると、互いを引き立て、目立つようになります。
さらに、他の色に比べて、ありとあらゆる色と調和することができるのです。
ただし、明度が高いので、明度の高い色と組み合わせると、見にくくなります。
・青色
青色は「信頼」「誠実」などの印象を与えることができる保守的な色になります。
ですから、飲料系・インテリア系の企業の色によく採用されていますね。
また、青は他の色に比べて、視認性が高く(見えやすく)、可読性が高い(読みやすい)です。
日本人に最も愛されている色と言っても過言ではありません。
・赤色
赤色は「情熱」「興奮」といった印象を与えます。
ですから、赤色は、購買意欲をそそる色と言われています。
いかがでしたか。
DMの集客率を上げるためには、「色」に注意しなければなりません。
ただ、ターゲットを明確にして、どのような印象を与えないのか考える必要があります。
例えば、「信頼」というイメージアップを図りたい場合は、「青色」を選ぶとよいでしょう。