封筒をオーダーメイドで注文する際に注意したいのが、使用する紙素材の種類です。
使用用途を予め考えた上で、適切な素材を使用しなければ、使い勝手が悪かったり、見栄えの悪さから相手方へ悪い印象を与えてしまったりしてしまうかもしれません。
そこで今回は、封筒に使用される紙素材の種類とその使用用途をご紹介します。
*種類1:クラフト
チップ状にした木材を原料として作られるクラフト素材の茶色い封筒です。
日常生活で見かけることも多いことでしょう。
引っ張り強度が非常に強く、丈夫で破れにくいため、重包装をする際に使われるほか、一般的な封筒としても頻繁に使われる暮らしに欠かせない大切な素材です。
*種類2:ケント
化学パルプを原料とした純白の用紙です。
その素材はとても上質である上、厚手であるためインクも滲まず、消しゴムで消しても、表面がボロボロに毛羽立つことはありません。
名刺やカレンダーにも使われるほど丈夫な素材である上に、白で見栄えも良いため、大切なお客様に対して、絶対に汚せない資料を送付する際に最適でしょう。
*種類3:パステル
カラークラフト紙を使用し、パステル調の色彩をもったこの素材から作られた封筒は、ソフトな肌触りと高級感溢れる見た目から、感じのいい素材です。
内容物が透けにくいため、他人に見られたくない重要な情報を載せた書類の送付に最適なうえ、従来の裏面印刷が不要であるため、作業工程の短縮が可能となります。
*種類4:透けないタイプのパステル
こちらの素材は99パーセント以上の高い不透明性を兼ね備えており、外部から内容物を確認することは極めて困難なため、親展用封筒など、相手方にとって重要度の極めて高い書類を送る際に最適な封筒です。
また、こちらの素材も、従来の裏面印刷が必要ないため、作業工程が短縮できます。
さらに、のり付けなどに対応することができる素材である為、封筒作成のために作られた素材と言っても過言でないほど、封筒作成にぴったりな素材なのです。
封筒選びには、素材選びが重要な要素です。
封筒をオーダーメイドして作成する際、良い印象を持ってもらおうと、いかに良い見栄え、デザインにしようかと、その見た目だけに注目していてはなりません。
相手方にどのような印象を持ってもらいたいか、また、送る書類の重要度はどれほどなのか、第三者に見られては困る内容なのかなど、実際に使うシーンを想定した上で、相手方の不利益にならないよう、また、自社の印象を悪いものにしないよう慎重な素材選びを行いましょう。