「紙袋にものは最大どれくらい入るの?」
「紙袋の強度について知りたい!」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
破れそうになるまで紙袋にものを入れたことのある人もいらっしゃるでしょう。
しかしどれだけの量が入るのかを知っている方は少ないと思います。
そこで今回は「紙袋の強度」をご紹介します!
□紙袋の強度はどこで決まるの?
紙袋の強度には「紙の素材」と「紙袋の持ち手」の2つの要素が大きく影響します。
*強度は紙の素材で変わる!
紙袋に使用される素材はコート紙やクラフト紙をはじめとしてたくさん存在します。
素材によって特徴が異なるので、強度もそれぞれです。
また、補強がされているか否かでも強度は変わっていきます。
小さな台紙が紙袋の底に入っているのを見たことはありませんか?
あの台紙は「底ボール」と呼ばれます。
底に集中している重さを分散させることで破れるのを防ぐ役割を担っています。
*強度は紙袋の持ち手で変わる!
紙袋の持ち手が補強されているか否かでも強度は変化します。
開口部に「口ボール」と呼ばれる台紙が入れてある紙袋も存在します。
これは持ち手部分の負担を減らし強度を増すという工夫がなされていると考えられますね。
□紙の素材ごとの強度を解説!
今回は「コート紙をPP加工した本体にハッピータックハンドルをつけた紙袋(A)」と「片艶晒クラフト紙で作成した本体にOFJタイプのアクリル丸紐をつけた紙袋(B)」との強度の違いを比較してみました。
それを調べるために、AとBの紙袋の両方に1キログラムの重りを12個分入れて破れるか否かのテストを行いました。
ちなみに12キログラムは片手で運べる限界の重さであり、1ヶ月分の新聞紙の重さに相当すると言われています。
AとBはどちらも規格サイズで大きさは変わりませんが、使用している素材や加工の有無という観点からBよりAの方が強度はありそうです。
しかし、実際にテストをしてみると驚くことに、どちらも破れることはなかったのです。
必ずとは言えませんが、この結果から12キログラムまでなら、加工の有無や素材の違いにかかわらず耐えられることが明らかになりました。
□まとめ
今回は、「紙の強度には紙の素材と持ち手が関与していること」と「一概には言えないが12キログラムまでの重さなら紙袋はもちこたえること」をご紹介しました。
今回紹介したことを参考により魅力的でおしゃれなオリジナルの紙袋を作ってみてください!