ビジネスシーンでは、相手に失礼のない丁寧な言葉遣いは非常に重要です。
特に、メールや手紙の宛名や敬称は、相手に与える印象を大きく左右する要素の一つです。
そこで本記事では、宛名の使い方について紹介します。

□ 宛名は送る人によって「様」以外に書き換える必要がある!

ビジネスシーンでメールや手紙を送る際に必ず使う宛名の敬称は、相手や状況によって適切なものが異なります。

1:「御中」の使い方

「御中」は、企業や部署、学校、官庁などの組織や団体宛に送る際に使う敬称です。
個人への敬称である「様」とは使い分けが必要です。

2:「様」の使い方

「様」は、個人を宛先として送る場合に使用します。
相手が目上、目下にかかわらず、個人であればどんな人に対しても使うことができます。
ビジネスシーンでは、漢字で「様」と表記するのが一般的です。

3:「行」の使い方

「行」は、組織や団体ではなく、個人宛に送る場合に使われます。
具体的には、役職名に続けて使用します。
例えば、「〇〇部長行」のように使います。

4:「宛」の使い方

「宛」は、個人や組織を問わず、宛先を明確にするために使用します。
例えば、「〇〇株式会社宛」のように使います。

5:「各位」の使い方

「各位」は、複数の個人または組織に対して送る場合に使用します。
例えば、「〇〇株式会社 各位」のように使います。

6:「殿」の使い方

「殿」は、目上の人や組織に対して敬意を表す際に使用します。
例えば、「〇〇社長殿」のように使います。

7:「先生」の使い方

「先生」は、教育機関の先生や医師、弁護士など、専門的な知識や技術を持つ人に敬意を表す際に使用します。

□ 宛名や敬称を間違えてしまったら?おわびメールの書き方

宛名や敬称を間違えてしまった場合、どのように対応するのが良いのでしょうか?正しいお詫びの仕方、お詫びメールの例文を紹介します。
また、郵送物の場合の対応方法も合わせて解説します。

1:お詫びメールの書き方

宛名や敬称を間違えてしまった場合は、速やかに相手にお詫びのメールを送信しましょう。
メールでは、まず相手への謝罪を表明し、間違いの内容を具体的に説明します。
その後、再発防止策を伝えることで、誠意を示しましょう。

2:お詫びメールの例文

株式会社〇〇人事部 鈴木花子 様

お世話になっております。
(名字 名前)と申します。

先日は、メールにて宛名を間違えてお送りしてしまい、大変失礼いたしました。
お心 痛められたことと思います。
深くお詫び申し上げます。

今後はこのような不手際がないよう、細心の注意を払い、業務に励んでまいります。

この度は、誠に申し訳ございませんでした。

□ まとめ

ビジネスシーンでは、宛名や敬称を正しく理解し、相手に失礼のない丁寧な印象を与えることが大切です。
今回紹介した7つの敬称の特徴や使い方を参考に、相手に失礼のない丁寧なメールや手紙を作成しましょう。
また、宛名や敬称を間違えてしまった場合は、速やかに相手にお詫びのメールを送信し、誠意をもって対応しましょう。

 

 

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