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◆あなたが封筒を制作するたったひとつの理由
これまで様々な用途、様々な種類の封筒を制作してきましたが、その中で強く感じていることがあります。それは、あなたが封筒を作る理由はただひとつ、「あなたの商売を繁盛させる!」ということです。完全オリジナルのオーダーメイド封筒でも、既製品封筒に社名などを入れた名入れ封筒でも、お客様と途切れることなくコミュニケーションをとり、あなたの商品やサービスを通じて提供する独自の価値を伝え、ファンになって頂くために制作するのです。
◆マーケティングで大切な2つのマインド
ある歌手は「お客様は神様です。」と言いました。マーケティングの本には「ターゲット顧客」と書かれてあります。お客様は、さまざまな言葉で例えられ、表現されています。これまで、数多くのダイレクトメール(DM)用のオーダーメイド封筒を制作する現場から言うと、お客様は「恋人」で「お弟子さん」という表現が当てはまっているように私は感じています。
ダイレクトメールを含むダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)は、「広告などのメッセージを直接相手に伝えると同時に、計測可能な何らかの反応(レスポンス)もしくは行動を起こさせるためのコミュニケーション」ということになります。ここで、下記の2点のマインドは特に意識しておく必要があります。
①連続的かつ継続的にアプローチし、お客様と良好な関係を構築すること
恋人には一度コンタクトとっただけであきらめて、アプローチを止めることはありませんよね。振り向いてくれるまで、分かってもらえるまで、よりよい関係を築こうと粘り強くコミュニケーションをとり続けるのではないでしょうか。商売においても全く同じで、恋人にするのと同じように、見込み客やお客様に連続的にアプローチするというのが、非常に重要な成功(売上など増加)のポイントと言っても過言ではありません。
②その道の師(マスター)として教え、お客様を「共感」させること
マーケティングの神様と呼ばれるコトラーは、「広告の目的は、製品に関する事実を伝えることではなく、ソリューションや夢を売ることである。」と言っています。つまり、お客様が買いにくるのは商品やサービスそのものではなく、あなたの商品やサービスから得られる「価値」だということです。マーケティングでは、このお客様にとっての価値を「ベネフィット」と呼び、非常に重視します。
マーケティングの世界で有名な格言に、「ドリルを買いに来た顧客はドリルが欲しいわけではない。穴が欲しいのだ。」というものがあります。
このドリルは機能、性能(製品スペック)は、強力で軽量かつ省電力とします。これで得られるベネフィットは、「手に負担なく簡単にキレイな穴が開けられる」ということです。更にこのベネフィットを体験価値に置き換えると「快適な日曜大工」とか「楽しい家庭生活」とか「仲間と楽しい交友時間」を提供するということになります。
また、口紅を買う女性であれば、「唇に塗る色」を買っているのではなく、「美しくなる希望」や「美しく見られる喜び」を売っているとなりますし、ホテルの宿泊客であれば、「快適な寝床と食事」を買っているのではなく、「思い出深い旅の経験」を売っているとなるわけです。
つまり、どんな商品やサービスであれ、お客様が払った価格以上の、もしくはそれを遥かに超えた喜びが、基本的なところでいう「価値」ということですね。
お客様は、自分たちの思いつくことのなかった「教え」こそ、あなた(師)に期待しているのです。あなたはその道のマスターとして、あなたの商品やサービスや仕事を通じて、何かお客様の人生がワクワクすること、そのやり方を教えてあげることが重要なのです。あなたは、いま何を通じて、何をお客様に教えてあげられますか?
封筒は、「多くのお客様をあなたの店に集客する」ため、「あなたの商品の販売を促進する」ため、つまりは、「あなたの商売を繁盛させる!」ために制作するのです。封筒制作に当たっては、常にこのことを忘れないで取り組んでくださいね。